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世界のかわいい本の街
◆出版=X-Knowledge
◆著=アレックス・ジョンソン
◆訳=井上舞
◆デザイン=甲谷一
『世界のかわいい本の街』表紙について感想
横位置の本です。
ほとんど線画によるイラストレーション、面白いなあと思います。
個人的に線画はとても好きで自分でもよく描くのですが、イラストレーション、特に目立たせないといけないイラストレーションにおいては、使いどころを選ぶものかもしれません。
この表紙のイラストレーションでは、背景を白にして線画のかわいさで勝負していますね。
線画で魅せるためには、魅力的な造形を持ち込まないといけません。建物のラインをあえて定規を使わずに手描き感をつよく残すことで、なじみやすさをもたらしたのかと思います。
道行く人の動きや表情にちゃんと変化がついているのもポイントですね。
線画ではディテールがより重要になってくるのかもしれない。
アクセント的に建物に色も置かれています。
あまり言語化できていないですね・・「かわいい!」その感覚だけで手を取ってしまった本でした。
でも、その「なぜだかかわいい」と感じさせることこそ、イラストレーションのひとつの役割かなとも思います。