心惹かれる「青」で描かれた切ないイメージ。『銀色の青』表紙イラストレーション|装画=しらこ

銀色の青

◆出版=サンマーク出版
◆著=笑い飯哲夫
◆装画=しらこ
◆装丁=井上新八

 

『銀色の青』表紙イラストレーションについて

 

イラストレーターの「しらこ」さんによる装画です。

しらこさんの絵は、色が絶妙にすてきなんです。

全体の色調を統一しつつ、ある部分(それはポイントだったり、広い範囲のたとえば地面だったり)に「映える色」を持って来て、画面の魅力をぐんと上げます。

このイラストレーションでは、目立つ色で目を惹いているわけではないけれど、プールの影の部分と光が当たっている部分の、水の青の差異が、すてきに目線を集めます。色調を整えつつ、大胆な明度の差をつけるのも、しらこさんのイラストレーションの魅力のひとつ。

 

「色の選択」「大胆な明度差」が織りなす魅力あふれる画面を、この表紙絵のみならず、多くの人に見てほしい。

しらこさんのメイキングを公開しているHPは、イラストレーションを学ぶ人にとって役立つ情報満載なので、紹介しておきます。

https://rakoshirako.com/all

ぜひご覧ください。

 

しらこさんの「色調の妙」は、本をぜひ手に取って見てみてほしいです。

銀色の青

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