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コーヒーが冷めないうちに
著=川口俊和
装画=©️MATSUMOTO YOKO/amanaimages
静謐とした室内のイラストレーション。
人を配置しないことで、かえって人の悲しさや切なさや懐かしさーー感傷のようなものが表されているのかなと思いました。
この表紙に描かれた小道具は、ひとつのモノに対し複数の視点が採用されています。
コーヒーカップのフチの部分は斜め上からの視点で。
底の部分は真横からの視点で。
フィリップ・ワイズベッカーのイラストレーションのように、視点のズレそのものを魅力として使う手法もあれば、
この装画のように、上品なイラストレーションの中にかわいらしさや親しみを付加するのに役立たせる手法もあるのだなと学びになりました。