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『猫のエルは』
作=町田康
装画=ヒグチユウコ
表紙のイラストレーションを見て、すぐに「ヒグチユウコさんだ!」とわかる装画ですね。
絵で描き手がわかるくらい、名前と絵が知られていて、そもそも絵に魅力があるって、とってもうらやましいです。
毛並が丁寧に描かれた猫。
さかさまに配置されたことで、何か不思議なことが起こりそうな予感がします。
数秒見つめると、猫とカエルとねずみが同じ方向を見ていることに気が付きます。
いったい何を見ているんだろう。
ヨーロピアンな絵柄とあいまって、ファンタジックな内容を予感させる、想像させる、イラストレーションそのものとしても装画の機能としても、とても美しいと感じます。
カエルの表情がかわいい。
ちなみに、ぼくは内容を読んではおりませんので、内容への想像は純粋にヒグチユウコさんの装画を見て、ということになります。
よろしくお願いします。