軽めの輪郭と、どっしりした色遣いが現代的です。『技あり!dancyu 鍋もの』|装画=そで山かほ子

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技あり!danchyu

装画=そで山かほ子

 

ユルい輪郭とぶ厚い塗りのミスマッチが面白くて、思わず目を留めてしまいます。

静物の「ユルい形状」と言えば、コップのフチは丸いのに底は平らに描く、というような視点を固定しない技法がよくつかわれますが、そで山さんのイラストレーションではそのようにはなっていません。

ただ、線のいびつさで美しい形状を描いています。
とてもバランス感覚の必要な技だと思います。
中途半端ではただの下手くそだし、やりすぎればわざとらしいし・・・。

すてきな「いびつさ」のバランス。

そして重厚な塗り!

鍋のざらっとした感触が伝わるようです。

こういう手触り感は、まだまだ「アナログの絵」に一日の長がある感じがしますね。

「どう?上手い絵でしょ?」という主張はしてこない。
そのかわりに、ふたをあけて中身を見たくなる、今夜は鍋にしようかなと一瞬空想させる、
そんな、見る人に寄り添うイラストレーションですね。

技あり!dancyu鍋もの (dancyu特別編集 プレジデントムック)

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