【初心者向け】イラストレーションコンペで受賞に近づく5つのコツ

イラストレーターになるための王道、コンペティション。
コンペで賞を取ったり審査員の目に留まったりすることで仕事につながることは少なからずあります。

でも、たくさんの人が応募するし、上手い人は無限にいるし、経験のない自分が応募しても……。
そんなふうに感じる方もいるのではないでしょうか。

たしかにコンペで受賞することはたやすいことではありませんが、しっかりとポイントを押さえて作品を出せば、少なくともプロで活躍するデザイナーやイラストレーターの方たちに自分の絵を見てもらうことができるのです。
ローリスク・ハイリターンと言えるのではないでしょうか。

この記事では、コンペ初心者がどうすれば的をはずさずにコンペに参加できるのかを、過去のコンペ講評から読み解いていきます。

<この記事でわかること>

イラストレーションや装画コンペに出品するにあたり、最低限クリアすべきことがわかる。

複数の作品を出そう

日本のイラストレーションコンペは、「作品でなく人を選ぶためのコンペ」だと言われます。
たった一点だけ突出したものがあるよりも、描き手らしさがどの作品でも出すことができるほうが有利だということです。

最後に来年の応募の方へのアドバイスとして、大賞・次点の皆さんは5枚以上の作品応募がありました。これぐらいあるとご本人の世界観が分かります。1、2枚だと気になるところがあっても戦い辛いかなあ、と感じました。
(引用:ペーターズギャラリーコンペ2018 総評 大久保明子さん)

あらためて自分がどういう基準で選ぶのかを突きつめる必要があり、残った作品を並べてじっくり向き合って考えました。①“人”というテーマに即していること、②安定したクオリティーで作品を描けていること、③私らしい選考かどうか、その3つが大きな判断材料になりました。②について言うと、とても気になる作品だけれど1点のみの応募というところで、判断がつかず選外にしたものもあります。
(引用:ペーターズギャラリーコンペ2019 総評・藤田知子さん)

自分の絵を描こう

既存の絵や本屋で商品として並ぶ商品の焼き直しのような作品は、コンペでは選ばれづらい傾向があります。
既視感を破壊する個性が求められていると言えます。

すでに評価の定まった本への装画を、評価のあるまま描いたところでわたしには不安しかない。本気で装画を仕事にしたいならば〈本の世界観に合った絵を描く〉という前提と、固定されたままの〈世界観〉をまず疑うべきで、その嗅覚と決断こそが画家が絵を描く前に発揮すべき最初の能力だと思う。
(引用:ギャラリーハウスMAYAコンペvol.19  審査員講評・緒方修一さん)

審査員の中で話に出ていたのは「装画」を意識するあまり、現在書店に並んでいるような装画に見られる傾向と対策がされすぎてしまっていることや、時代背景や服装などといったディテールのリサーチが甘いといった装画に必須の要素が欠けている作品は、どんなに良いものであってもはじかれてしまう傾向にありました。
(引用:ギャラリーハウスMAYA装画コンペvol.20 審査員講評・佐藤亜沙美さん)

世界観を統一させよう

自分の絵を模索する過程で、様々なタイプの絵が生み出されます。
それ自体はよいことですが、ことコンペで評価を得るという観点では、プラスにはたらくことは少ないようです。
コンペには統一した世界観の絵を揃えて出すようにしましょう。

いろんな画風で出品されている方も数多くいました。自分のスタイルを見つけるまで迷うのは仕方のないことですが、「この人はこっちの絵はいいけど、こっちのタイプだともうひとつだね」と、審査員の意見が面白いように一致して、その感想をご本人に伝えたいと、もどかしく感じました。
(引用:ギャラリーハウスMAYAコンペvol.16 審査員講評・二宮由希子さん)

自分の世界観がぶれない作品が、何度も何度もふるいにかけられながら残っていく。そしてそれは誰ともちがって、誰かと共有できるものでないといけない。それが装画の条件だと思う。
(引用:ギャラリーハウスMAYAコンペvol.16 審査員講評・守先 正さん)

 

コンペの趣旨に合った絵を出そう

コンペごとにテーマや方式があります。
そのトーン&マナーからはずれると、減点となったり、ときには審査対象とはみなされなくなったりすることもあります。
募集要項と過去の受賞作をよく見て、趣旨に合った絵を出すのが無難です。

このペーターズコンペは「人物」が主役のはずですが、この人の作品は「人物」が脇役に見えるのが、ちょっと減点になりましたね・・・。 作品の出来はとてもいいのですが・・・。
(ペーターズギャラリーコンペ2018 作品寸評・峰岸達さん)

 

何度も出そう

活躍しているイラストレーターや、大きな賞を受賞した方であっても、最初からうまく行ったわけではありません。
受賞者の過去の出品歴をさかのぼって見れば、一度や二度であきらめず繰り返し出品することが大切だとわかります。

毎年気になる作家でした。今年のは特に気に入りました。ありがとう。
(引用:HB File Competition vol.30 審査員講評・仲條正義さん ※受賞したカワシマナオトさんの作品に対するコメント)

HB File Competition vol.30受賞者の例

玉川桜さん
vol.26二次通過⇒vol.27一次通過⇒vol.29三次通過者⇒vol.30大賞受賞


竹浪音羽さん

vol.27三次通過⇒vol.28二次通過⇒vol.29二次通過⇒vol.30大賞受賞

 

いかがでしたか。
コンペに出品してみようか迷っている方、過去のコンペでは上手く行かなかったという方、ぜひ参考にしてみてください。

これからコンペに出していきたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

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